映画「日本の青空」完成記念招待試写会を開催
2007年6月10日 みやざき9条の会 | 活動報告 | コメント(2) | トラックバック(0)
映画「日本の青空」(制作:「日本の青空」制作委員会)完成記念招待試写会を開催しました。
主催:宮崎九条の会・宮崎映画センター
日時:2007年6月8日(金)午後7:00~9:30 約300人の方々が試写会に出席してくださいました。
配布したアンケートも試写会終了後多くの方が提出して下さいました。ご協力ありがとうございました。アンケートに関しては集約記事をご覧ください。
試写会は、「みやざき九条の会」代表世話人 南邦和のあいさつに始まり、「日本の青空」挿入歌を歌う『久嶋 美さち(きゅうしま みさち)』さん(宮崎県日南市出身・ドリーミュージック)も舞台で、挿入歌の「愛は空の彼方」「異邦人」の2曲を披露してくれました。
映画は、敗戦から間もない1945年11月、憲法学者「鈴木 安蔵」を中心とした民間の「憲法研究会」が発足。「憲法研究会」は50日をかけて「憲法草案要綱」を作成し、GHQ(連合国総司令部)と政府に提出し、当時の各新聞の1面で報道されました。
GHQは、研究会草案を「民主的で賛成できる」として高く評価。GHQの作成する憲法草案、その後発表された「憲法改正草案要綱」に大きく影響を与え、1946年11月3日の「日本国憲法公布」、1947年5月3日の「施行」につながって行きました。
改正案が決まる過程では、大日本帝国憲法と基本的に変わらなかった政府案がGHQに拒否されたのも歴史的事実です。
映画は、こうした現憲法成立の史実に迫り、安部首相他の改憲派が主張する、GHQによる「押し付け憲法」論のまやかしを明確に論破する力作です。戦時下の圧迫された状況の中で研究を続ける学者と家族の涙ぐましい生きざまも、深い感動と勇気を与えるでしょう。
鈴木安蔵の妻「俊子」が、「女性に選挙権があれば、軍隊を持てる国にしようとする政治家には投票しない」といった言葉が印象的でした。
私たちの「日本国憲法」は、私たちの誇るべき先輩諸氏が、私たちや、未来の子孫まで「平和」である事を願って、作ったものだったのです。
参考資料:
2-16 憲法研究会「憲法草案要綱」 1945年12月26日
出演する人々(鈴木 安蔵・高野 岩三郎・杉本 孝次郎・森戸 辰男・室伏 高信・岩淵 辰男・馬場 恒吾・松元 烝治・吉田 茂・佐藤 達夫・白州 次郎・ホイットニー陸軍准将・ケーディス陸軍大佐・ハッシー海軍中佐・ラウエル陸軍中佐・ベアテ・シロタ・ゴードン他)
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このレポートなかなかいいですね。ニュース性も適切でよく分かるものでした。今後こちらから情報も送りたいと思います。
税田さまへ
コメントありがとうございます。
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