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「イラクの子どもたちは今~ イラク病院内学級からのレポート」
2007年8月27日 みやざき9条の会 | 世界の宝「憲法九条」 | コメント(0) | トラックバック(0)
みやざき九条の会例会
「イラクの子どもたちは今~ イラク病院内学級からのレポート」を開催しました。
平成19年8月21日(火)18:30~21:30
場所:宮崎市民プラザ4階大会議室
主催:みやざき九条の会
共催:NGOイラク救済基金
日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)現地スタッフとして活躍する「イブラヒム」さん、事務局の「佐藤真紀」さんによる、イラク戦争後のイラクの現状、白血病や小児ガンで苦しむ子どもたちの現状を詳細に紹介してもらいました。
湾岸戦争(1991年)以降、ガンや白血病の子どもたちが増えており、薬と医療体制が整えば、80%の子どもたちが助かるにもかかわらず、日本からのODAや国際機関の支援も滞っている現状を訴えました。
イラク戦争で、アメリカ軍が大量に落とした、「クラスター爆弾」により、子どもを含む一般市民を無差別に攻撃し、病院を破壊されました。また、「劣化ウラン弾」をばら撒き、放置していることで、街中のいたるところで高濃度の放射線を撒き散らしています。その高い放射線を帯びた鉄くずの中で、イラクの子どもたちが遊んでいるのです。湾岸戦争時に落とされた劣化ウランは300トン、イラク戦争では2000トンもの劣化ウランが使用されたといいます。
イラクでは、生まれた子供が、5歳までに死んでしまう確立が、1000人中125人(日本では5人)だそうです。
また、出産で、250人/100,000人の(日本では10人以下)お母さんが死んでいくそうです。
発電設備が破壊されているので、電気がありません。病院にも電気がこないのです。そして復興のめども立っていない状況だそうです。
イブラヒムさんは言いました。
「日本政府には期待していません。なぜなら、イラクを攻撃したアメリカを支援しているからです。しかし、日本の一般の人々へは、とにかく子どもたちへの支援をお願いします。」
私たち日本人は、反省しなければならないと思います。「憲法九条」を掲げておきながら、戦争に加担した罪は非常に大きい。二度と同じ、過ちを繰り返してはいけません。
イブラハムさんは、日本各地で支援のお願いをしています。JIM-NETスタッフblog
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