宮崎県内九条の会交流会報告
2010年5月27日 みやざき9条の会 | 活動報告 | コメント(0) | トラックバック(0)
宮崎県内の九条の会の交流会を2010年5月16日 宮崎市民プラザにて開催しました。
1.藤原ミニ講演
「戦争抑止論」を考えるの概要はレジュメのプリントで見て欲しいが、特に抑止論をあたかも動かしがたい原理みたいなものとして、日米安保を基軸とする政界やマスコミのおおかたの論調が、世界の軍事同盟解消の趨勢と乖離しているにもかかわらず、自明の事として進行している。
その論調を強化するかの如く黄海での韓国海軍哨戒艦沈没が生起している。この事態を藤原さんはかつてのベトナム戦争へのアメリカ介入の機転となったトンキン湾事件という「作為劇」を想起させると指摘され、一瞬会場が静まりかえったのが印象的であった。
今後安保条約のわれわれの再学習と議論により、仮に安保を認めたとしても、基地の提供やその治外法権的な特権など、我が国の主権の問題として把握することの必要を広く訴えていく活動も重要と報告者は思った。
2.各会からの報告より
参加者 44名
アンケート回答数 16
出席した会 12
延岡9条の会、世界の中の日本を知る会、日向門川九条の会、みやざき九条の会、新田原九条の会、くにとみ九条の会、宮崎大学九条の会、小戸・西池九条の会、大宮九条の会、宮崎医療生協・北2支部9条の会、都城・きたもろ9条の会、宮崎平和委員会特徴的な議論から
- 若者を組み込めていけない現実
- 中心を担う人材が十分にいない現実
- 運動が継続するなかで、新しい展開が開けず疲労する現実
- 市民権をえた活動に展開している延岡の場合 - その制約
- シール貼りのとりくみ
- 九条の会とは別に取り組まれた若者による若者の活動の例
- 新田原九条の会より報告された 2007.4.16の協定書が緊急時を利用して、共同訓練を口実としたローティション使用による米軍基地への転用の危機の報告
アンケートの回答数や参加の会の少なさから何をくみ取るべきか。いずれにせよ交流会については、再検討の時期にきているように思える。
3.交流会を中心とした、県内全体で持つイベントをどうするか
これに関しては
- 従来の全体でとりくむ、識者を招いての講演
- 県北、県南での中規模の集まり
- 新田原の緊急事態への対応と、九条の会の性格からくる問題
この討議は問題の整理を、進行係が十分に出来ないまま会を終了することになった。ただ、2)については、ある程度の了解をたものと考えられるが、延岡や都城と煮詰めていくことが必要であろう。
これらに対す見解をみやざき九条の会としても、考えておかねばならないだろう。
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://sato.kilo.jp/mt4/mt-tb.cgi/1201
コメントする