'09宮崎県母親大会で"みやざき九条の会"アピール
2009年6月21日 みやざき9条の会 | 活動報告 | コメント(0) | トラックバック(0)
生命(いのち)をうみだす母親は 生命(いのち)を育て 生命(いのち)を守ることをのぞみます。というスローガンのもと、2009/6/21(日) 「'09宮崎県母親大会」が宮崎市佐土原町の佐土原総合文化センターにて開催されました。
午前中は分科会、午後は、開会行事、記念講演、地域・職場からの発信、平和コンサート、閉会行事が行われ、記念講演はNPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長"湯浅誠さん(写真)による「派遣村からみた日本社会」でした。「貧困」がもたらす弊害(自殺、犯罪、ホームレス、ノーと言えない労働者)が悪循環を生みだし、社会が悪いほうに転がり落ちていくというお話に、"戦争"への派遣などというとんでもない想像もしてしまいました。
「みやざき九条の会」は、地域・職場からの発信のコーナーで来場の方々に、「憲法九条」「九条の会」「みやざき九条の会の取り組みについて」アピールしました。
以下に、アピールの内容を記載します。
みなさんこんにちは。「みやざき九条の会」です。
「九条の会」及び「みやざき九条の会」を紹介します。
日本は、太平洋戦争で悲惨な経験をし、またアジア諸国に多くのむごたらしい被害を及ぼした反省に基づいて「二度と戦争をしない」ということを新しい憲法に盛り込みました。それが憲法九条です。
しかし、この九条を「変えた方がいい」と言う人たちもいます。現在の世界情勢に合わせ、戦争に参加できるようにするのが「国際貢献」だというのです。アメリカに追従して、再び"戦争の出来る国"に変わってしまう恐れがあるのです。
「九条の会」は、憲法を変えようという論議が活発化しはじめた、2004年6月に、作家の大江健三郎さんたち9人の呼びかけにより結成され、"不戦を誓った9条を変えるな、変えさせるな"と呼びかけています。
それからその運動は全国に広がり、今では7千4百を超える大小の"九条の会"が全国各地に作られています。
私たち「みやざき九条の会」もその中のひとつです。宮崎県内だけでも約40の"九条の会"があり、さまざまな活動をしています。
戦争で被害にあうのは弱い立場の人々です。子どもや老人は自分の身を守る力がありません。
争いの絶えない世の中だからこそ、子どもたちの未来には「戦争のない平和な世界」で暮らしてもらいたい。
本当の平和な世界を築くためにも「戦争をしない」という「憲法九条」が重要だと考えます。
今の親たち、大人たちが、がんばって戦争のない世界をつくっていかなければ、未来の子どもたちに申し訳ないと思います。
子どもたちを戦争に行かせたくない。他人の子どもだって行かせたありません。
憲法九条は「戦争をしない」といっています。
世界中を探しても、これほどはっきり平和主義を宣言している憲法はありません。
九条があるいじょう子どもたちを戦争に行かせることはありません。
「みやざき九条の会」は2004年11月の発足以来、会員と会員以外の市民も含めて平和憲法を考える学習会等を行ってきました。
私たちは、思想・信条・立場の違いをこえて、「戦争をしない」という平和主義を世界に向けて宣言している憲法九条を守るということでのみ共同で活動しています。
9月5日には、全国「九条の会」事務局長の小森陽一さんをお迎えし、「日本国憲法九条が世界をうごかす-危機の中でこそ九条の思想を」と題した講演会を行います。会場は今日と同じこの場所です。「九条は守るべき」という人も「変えた方がよい」という人も「九条って良くわからない」という人も誘い合ってご参加ください。
本日チラシを配っていますのでご覧ください。またお知り合いにも紹介してください。
憲法九条の重要性を知って、今ある幸せを世界に広げ、平和な未来を子どもたちに残すことに皆さんの力を貸してください。
本日は、ありがとうございました。
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