「2007年宮崎母親大会」大会アピール
2007年6月14日 みやざき9条の会 | お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)
2007年6月10日(日)に行われた、「2007年宮崎母親大会」の大会アピールを転載します。
今年は憲法施行60年の年です。
戦争を放棄し、国民一人ひとりを大切にして、平和な未来を約束する道しるべとしての日本国憲法は、60年間、平和な日本を作る「最高法規」として、また、戦争のない世界をつくる憲法として、人々を励ましてきました。
国民多数の反対を押し切って改悪教育基本法を成立させた安部首相は年頭所感の柱に「憲法改正」をあげました。自民党の憲法草案が示すように、アメリカとの軍事同盟を楯に、日本がアメリカと一緒になって「戦争のできる国」にすることは許されません。かって「お国のため」とわが子を戦場に送った日本の母親は、その痛恨の思いを決して忘れていません。「お互いの息子同士に殺し合いはさせません。戦争に絶対反対します」と世界母親大会で交わした約束を今こそ果たすためにも、平和憲法を守りぬかなければなりません。
”生命(いのち)を生みだす母親は 生命(いのち)を育て 生命(いのち)を守ることをのぞみます”
母親大会はこのスローガンのもと、「戦争から平和を守り、憎しみから友情を守り、死から生命を守る」ため、母親・女性のあらゆる願いを持ち寄り「集まれば元気、話し合えば勇気」と交流し、学び、行動し、仲間の輪をひろげる場として、運動を積み重ねてきました。
生命(いのち)こそ宝。しかしいま残念な事に、いのちが粗末にされています。イラクでの虐殺をはじめ、未曾有の災害や事故、そして、いじめによる子どもの自殺など胸の痛む事件が多発しています。さらに、私たちのくらしは、急速に悪化し、貧困と格差が拡大しています。どんなに働いても不十分な収入しか手にできない「ワーキングプア」の急増、社会保障の改悪や庶民大増税が苦しいくらいに追い打ちをかけているなど、私たちはさまざまな困難に直面しています。この宮崎県母親大会が、くらし、福祉、平和を守る運動の場となり、厳しい情勢を切り拓き、平和を築く大きな力になることを願います。
「母親が変われば社会がかわる。みなさん、がんばりましょう!」と絶唱した河崎なつ初代母親大会委員長、「私たちは永遠に絶望しない」と平和への行動を励ました平塚らいてうに続く勇気と行動で母親運動の初心を重ね行動していきましょう。
2007年 宮崎県母親大会
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://sato.kilo.jp/mt4/mt-tb.cgi/1017
コメントする